日本にサンバカーニバルが生まれた日 浅草サンバカーニバル、その起源と歴史
浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会(AESA)相談役 松下洋一郎
浅草サンバカーニバルは1980年のプレカーニバルそして1981年の第1回開催以降、浅草の夏を締めくくる行事として毎年50万人とも言われる観客を集め、3,000人が参加・出場するビッグイベントに成長しました。現在は北半球一のサンバカーニバルとして、世界的な知名度を得ています。
本稿は浅草サンバカーニバルの起源、また創成期からの経緯・歴史を、現存する資料と関係者の皆さまの証言をもとにまとめたものです。
取りまとめる中で、1970年代~1980年代にかけスタートした浅草サンバカーニバルが、浅草の街の皆さんと、日本のサンバ黎明期を担ったサンバ関係者の熱意が重なり合って現在まで続き、北半球一のサンバカーニバルとして結実していることを痛感しました。
関係した皆さん一人ひとりの大きな熱意と、小さな偶然が育てた日本のサンバという実りを、本稿から感じていただけると幸いです。
*各年のカーニバル実施基本データは浅草サンバカーニバル実行委員会作成の公式記録による
*チーム名称は原則各年の実行委員会公式記録表記による
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