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児童のサンバパレード参加に関する見解

  • 執筆者の写真: Ryota Yamakami
    Ryota Yamakami
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

※2022年にAESA内で議論して出した声明文を改めて掲載いたします。


以前、小さな女の子が露出の多い過激な衣装でサンバを踊っている写真がネット上で話題となりました。

寄せられた意見の多くは、小さな子どもに露出の多い衣装を着せていることについて、サンバチームの見識を問うものでした。それらの写真は浅草サンバカーニバル及びAESA加盟チームのものではありませんでしたが、私たちは日本のサンバ界全体の問題として捉え、加盟チームの評議員会議で話し合いを持ちました。

私たちAESAの思いや願いを、見解としてまとめましたので、親愛なるすべてのサンビスタの仲間と、いつも応援してくださる皆さんにご報告いたします。皆さんのご理解を賜りますよう、お願いいたします。


浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会(AESA)


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児童のサンバパレード参加に関する、AESAの見解


2022年9月29日

浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会(AESA)加盟チーム一同


私たち「浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会(AESA)」は、浅草サンバカーニバルのS1リーグに所属か、所属経験のあるサンバチームのうち、協会の趣旨に賛同する11チームが加盟する協会です。浅草サンバカーニバルの発展と、加盟チームの交流・親睦のために活動しています。


露出の多い衣装を着た子どもがサンバパレードに参加している写真が、ネット上で問題となっています。小さなお子さんが自分で衣装を選んでいるとは思えず、親や周囲の大人たちが進んで過激な衣装を着せているものと思われます。サンバチームの側から見て大変残念な行為です。子どもにセクシーな衣装を着せていることについて、サンバチームの見識を問う意見がネット上にあがっています。この件について、協会で話し合いを行いました。


私たちAESA所属のサンバチームは、ブラジルの文化であるサンバの楽しさと魅力を広げていきたい、どなたにもサンバを楽しんでいただきたいと願い活動しています。その点で、一部のサンバチームのこのような行為は私たちAESAの願いとは無縁なものであり、大変残念なことだと考えています。


日本では女性ダンサーの衣装が話題となりがちですが、サンバの魅力はそれだけではありません。小さなお子さんが着るのに相応しくない、過激な衣装を着せて注目を集める行為は、観る人にサンバに対する誤解を与えます。サンバパレード本来の姿、本当に見て欲しいもの、聴いて欲しい音を伝えたいという私たちの願いとは無縁なものです。


私たちは、様々な場所でサンバを披露し、多くの皆様に楽しんでいただいています。どなたにも気持ちよくサンバを楽しんでいただくためには、観る人が不快に感じることや公序良俗に反することは、やってはいけないと考えています。


小さな子ども達は、私たち大人がみんなで守るべき存在です。しかし、子どもに露出の多い衣装を着せて大勢の前に出すことは、子どもの人権を侵害することにつながりかねません。大人たちはその点に留意して、こども達に配慮しなければなりません。


私たちは、大勢の皆様に応援いただいていることに感謝しています。皆様にサンバ本来の魅力を伝え、気持ちよく楽しんでいただくことは、私たちの喜びでもあります。私たちは、全てのサンバチームから今回問題となったような行為がなくなるように努力していくことを肝に銘じ、今後もサンバの楽しさ、魅力を多くの人に伝えるために活動してまいりますので、引き続きの応援をどうかよろしくお願いいたします。

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